APAF Exhibition
ひとりでは
たどり着けない場所へ。
昨年のAPAFに参加したイッサ・マナロ・ロペス、京極朋彦を共同演出として迎え、東南アジアや東アジアから集まった個性的なパフォーマーたちとともに東京に滞在し1ヶ月間で作品を創ります。また、参加者だけでなく、美術・衣装・演出助手も公募。トランスボーダーなアジアにおける協働の未来を見据えた現在形を模索します。ラップアップではその「軌跡」と「成果」を振り返り、観客に提示します。
公演タイトル:『ASIA/N/ESS/ES』
上演時間:100分(休憩なし)
共同演出:イッサ・マナロ・ロペス(フィリピン)、京極朋彦(日本)
出演:フィトゥリー・アングライニ(インドネシア)、パオプーム・チワラク(タイ)、原啓太(日本)、ジャレッド・ジョナサン・ルナ(フィリピン)、小山衣美(日本)、蘇凌(台湾)※アルファベット順
演出助手:小山柚香
美術:敷地理
衣装:永瀬 泰生
実施期間:2019年9月26日(木)~10月30日(水)
■公演
10/25(金)15:00
10/26(土)11:00/16:00
■ラップアップ
10/27(日)11:00
<公演>開演の40分前に受付開始 30分前にロビー開場 15分前に客席開場
チケット:入場無料・予約優先
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
電話 03-5391-2111(代) FAX 03-5391-2215<受付時間>9:00~22:00(休館日を除く)
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結しています。
共同演出
このプロジェクトでは、自らの個人史に誠実に向き合って共有できる、そうした勇気が必要です。今回の共同制作を通じて、私たちの持つ多様なメソッドがどのように融合するのか、また今回の対話によって私たちがどこにたどり着くのか、楽しみにしています。
イッサ・マナロ・ロペス(フィリピン)
演出家、俳優
女性の社会的地位向上を主張し、社会活動に積極的な作品を制作。フェスティバルVirgin Labfestにて『Labor Room』を共同演出し、公立産婦人科病院の事情を露呈した。また、アメリカ人のシヴォーン・オローリンとともに『COLONIZE(D): Duet on Identity & Intersectionality』を考案、ポストコロニアルの文脈での共感を検証した。また彼女はドキュメンタリー・シアター・パフォーマンス 『KAPIT: stories of Haiyan survivors』や『Ang Mga Naiwan testimonies on Extra Judicial Killings』を制作・演出している。現在は食をテーマにパフォーマンス『Negros Food Project』を創作中。
私は新たな参加者との出会いは勿論、昨年の参加者との継続した関係が私達の創作を、より深めることを期待しています。そしてこのエキシビジョンが、観客を含めた全ての参加者にとっての自国とアジア、自身と世界について考えるキッカケになればと思っています。
フィトゥリー・アングライニ(インドネシア)
俳優、ダンサー
2016年アート・インスティチュート・オブ・ジャカルタのパフォーミング・アーツ専攻にて学位取得。2014年インドネシア・ダンス・フェスティバルで若手振付家のひとりに選ばれる。オリジナル作品『KABA』にて再びインドネシア・ダンス・フェステバル2016に振付家として選ばれる。2017年ニブロールの『リアルリアリティ』にダンサーとして出演し、インドネシアのケロラ財団からHibah Seni Inovatif Award2017を受賞する。振付家イスマエラ(石井丈雄)による作品『Love & Intenstine』(愛と腸)にダンサーとして参加。またSouth East Asia Choreolab 2018に振付家として選抜され、テアトル・サリハラによる「Koreografer Muda Terpilih」(若手振付家として選抜)のパブリック・ショーケースに出演。
パオプーム・チワラク(タイ)
振付家・ダンサー
チュラロンコン大学では、タイの伝統舞踊を学んだのち、動画(映画)へ学びの場を移した。「ダンス」と「映画」への懐疑的な思いから、「動くイメージ」と「動く身体」との間の性質と限界、そしてそれらの相関関係の探求へと関心と好奇心を向けるに至った。この二つの主要要素の探求により、生命とその存在理由についての理解を追求している。
現在はフリーランスとしてビデオグラファー、ビデオエディター、アマチュアコンテンポラリーダンスインストラクター、コレオグラファーの活動を行っている。切実に生きるため、そして自身と他者の生の観察のためとあれば、必要なことは基本的にどんなことでも引き受けると言って過言ではない。
出演
公募スタッフ
スタッフ
舞台監督:ステージワークURAK
音響:島貫聡
照明:島田雄峰(LST)